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英国音楽コラム第一回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 毎週火曜日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 ただ音楽の話を・・・
英国音楽コラム第一回【イギリス音楽のルーツ】
皆様、こんにちは。 毎週火曜日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。
ただ音楽の話をするだけではなく、アンティーク家具との繋がりや、国の歴史だけではない何かでイギリスの魅力とアンティーク家具の素晴らしさを伝えていきたいと思います。 この記事を通じて、皆様と一緒にイギリスの音楽も好きになれるよう、 読んでいてわくわくするような記事を書いていきますので、どうぞよろしくお願いします!
イギリスの音楽と言えば、UKロック、バロック音楽、クラシック音楽、など思い浮かぶことはたくさんありますよね。 スコットランドのバグパイプの演奏は皆様もご存知だと思います。
他にも、童謡「マザーグース」、クリスマスキャロル、スコットランド民謡、アイルランド民謡 音楽隊入隊のための音楽学校など、音楽留学も有名なイギリスの音楽文化、歴史…。 日本人が知らない事がたくさんありそうですね。
今回は【イギリスの音楽の初め】をざっくりと学んでいきましょう。
イギリスの音楽の歴史は11世紀にまで遡ります。11世紀前まではケルト音楽などの民族音楽が主流でした。
ケルト音楽の歴史は広く、ご存知の通りイギリスは連邦王国のため別々の国から成り立っております。
その当時、ケルト族は国を持たずに様々な民族と交流していたこともあり、移住先のアメリカやカナダにまでその歴史は広がっています。
現代では「ケルト地方から発信される音楽」を総称してケルト音楽としているそうです。
ケルト音楽で印象的なのは、バイオリンのような音色のフィドルという楽器です。
実はバイオリンとフィドルは同じ楽器だということはご存知でしたか?
クラシックなどの高度な演奏が要される場合はバイオリン、民族音楽を弾く場合はフィドルと呼ぶ、
バイオリンはイタリア語、フィドルは英語…などの違いがあります。
11世紀以降、今から約1000年前の出来事で、日本だと平安時代の中期あたりのお話です。 11世紀から15世紀の間に、ヨーロッパの音楽文化が島国のイギリスにも流れてきたようです。 100年にわたり対立していたと言われている、フランス・イギリス間の百年戦争。 この大きな出来事は、国の歴史だけでなく音楽の歴史にも影響を与えていたようです。
百年戦争を経て、13世紀前後にはフランスから「カロル」という舞曲がイギリスに伝えられ、14世紀以降は多くの「キャロル」が作られたようです。 キャロルは、もともと踊りのための民謡でしたが、現在では祝歌と訳される讃美歌のひとつと考えられています。 クリスマスキャロルがこの代表例です。 イギリスのクリスマスの文化はご存知の方もいらっしゃったかもしれないですが、音楽と一緒に遡ると面白い発見がありますね。
その後、百年戦争でヨーロッパの大陸とのかかわりがなくなると、島国のイギリスは独自の発展をしていきました。 これに代表されるのはノートルダム楽派ですが、のちにパリなどのヨーロッパ本土へ伝わり、多くの学派や音楽派がヨーロッパで誕生していきます。
ここまでが百年戦争終戦時代までのイギリスの音楽史でした。 ざっくりとお伝えしましたが、ここまででもかなりの情報量が濃縮されています。
その後1000年以上の時を経て、様々な音楽家、メロディーやジャンル、アーティストが生まれ、現代のイギリスの音楽に繋がっているのですね。 生まれは違えどすべて現代に繋がっている…それは語り継がれる伝統や技術などのアンティークの家具の歴史にも似たものを感じます。
アンティーク家具がお好きな方の中には、「家具の持つ歴史が好きだ」という方もいらっしゃいます。 この家具はどうやって使われてきたのだろう? どこの地域から来たのだろう? どんな家庭からやってきたのだろう?
音楽と同じようにルーツを探ると、より魅力が増し自分だけのエピソードとしてより愛着が沸きますよね。
ケントストアでは、元来の用途とは姿を変え日本の家庭で使いやすいように変わっていった家具もあります。 お店ではそんな歴史を感じながら、家具をひとつひとつご覧いただけます。
来週は、イギリスを代表するアーティスト The Beatlesについてご紹介しますので、是非お楽しみに。
商品に関すること等、お気軽にお問い合わせくださいませ。