【英国流バレンタイン】イギリス人の愛のかたち
英国音楽コラム第4回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 毎週火曜日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 本日のテーマは・・・
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英国音楽コラム第4回【イギリス音楽のルーツ】
皆様、こんにちは。
毎週火曜日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。
本日のテーマは「イギリスのラブソング」
本日2月14日はバレンタイン。日本では女性から男性へ愛を込めてチョコレートを渡す文化があり、
学生の頃は、朝から男子がそわそわして靴箱や教室の机をチェックする・・・なんてこともありますよね。
最近では、女性から女友達へ配る友チョコ、恋人ではない異性に配る義理チョコ、自分へのご褒美でチョコを買う方もいるみたいですね。
様々なかたちがある日本のバレンタイン事情ですが、イギリスではどうなのでしょうか。
イギリスではメジャーなラブソングと交えながらご紹介していきます。
イギリスのバレンタインの歴史
イギリスでも2月14日は「愛とロマンスの日」と呼ばれ、バレンタインを行うようです。
ですが、日本とちょっと違うのはカードや花束を添えてチョコレートと一緒に普段の愛の気持ちを伝えるそうですよ。
この日は男性から女性へ日頃の感謝と愛を伝える日。日本とは逆なんですね。
メッセージカードには「Be my Valentine(僕の恋人のなって)」など、愛の言葉を綴るようです。
日本人女性とっては、恥ずかしくなってしまうようなロマンティックな言葉ですね♬
英国紳士なという言葉があるように、ストレートに愛を伝え最大限のおもてなしをするなんて素敵な文化です。
そもそも、イギリスには世界最古のバレンタインの手紙があり、古代ローマ時代から歴史のあるバレンタイン発祥の土地だったのです。
イギリス人の愛の表現方法って?
さて、愛を伝える文化のあるイギリスのバレンタイン。
そんなイギリス人の愛の表現方法をヒットソングから読み解いてみましょう。
「songbird」/Oasis
5thアルバムに収録されている曲です。
この曲は作曲者リアムが婚約者に送った曲のようです。正真正銘のラブソングですね。
「She’s not anyone(彼女はだれでもない=彼女はかけがえのない人)」のフレーズが印象的なシンプルなメロディの楽曲です。
「She’s a little pilot in my mind
Singing song of love to pass the time
(彼女は僕の心にいる小さなパイロット 愛の歌を歌って過ごすんだ)」
ストレートですが、ロマンティックな愛の歌ですね。彼の心の中心に彼女がいることがとてもよくわかるフレーズのひとつです。
「Hey Jude」/The Beatlesポール・マッカートニー作曲のビートルズ後期の名曲です。
これは、ポールの最初の妻との間に生まれた息子に宛てた曲だと言われています。
「Hey Jude don’t make it bad(ねえ、ジュード、落ち込まないでおくれ)」と始まるフレーズは有名ですよね。
「And anytime you feel the pain, hey Jude, refrain
Don’t carry the world upon your shoulders(傷ついたときはいつでも、ほらジュード、耐えよう
でも、君ひとりで背負い込んじゃいけないよ)」
両親の離婚により傷心する息子を慰めるため、優しい言葉とメロディで構成されたこの曲はラブソングでもあり勇気や元気を与えてくれる名曲となりました。
様々な愛のかたち
さて、イギリスのラブソングや愛の伝え方についてお話してきましたが、日本人とはちょっと違った愛の表現方法をしていることが音楽からでもわかりますね。
直接的な言葉の多い日本の歌に比べ、二人の関係性を包み込んでいる世界そのものを歌っているような優しい歌詞がありましたね。
英語ならではの「you」や「I」という「あなた」「私」などを、はっきり和訳すると日本の歌の歌詞よりも相手をとても思いやっているようにも感じます。
もちろん和訳しないこともあるでしょうし、文法上必要なものなだけかもしれないですが、言語が違うと想いの伝え方も捉え方も全く違います。
愛を伝えていくということは、自分に素直でいないとなかなか出来ないことです。
ケントストアのアンティークの家具もたくさんの人に出会い、たくさんの想いを受け取ってきたのでしょう。
今、日本という遠い離れた国で職人が、その見えない想いを繋ぎ、皆様の手元に届けることができています。
これも素敵な愛のかたち。愛のあるストーリーです。
次回も、イギリスの音楽文化について更新していきますので、どうぞお楽しみに。
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