ウィリアム3世(Willem III)とメアリー2世(Mary II)
1688年の名誉革命により、王として迎えられたオランダ総督のウィリアム3世と妻のメアリー2世。
イギリス王室の歴史の中でも、最初で最後といわれている夫婦での共同統治を行いました。
ウィリアム3世は、イングランド銀行を設立し国債を発行することで戦費をまかなうなどの政治的資質、また戦場においても優れた指揮官としての資質を持っていたと言われています。
メアリー2世は名誉革命で追放された先の国王ジェームス2世の娘です。
メアリー2世は即位後わずか5年。
天然痘のため33歳で亡くなってしまいます。
メアリー2世は、国民からの人気も高く、英国の偉大な作曲家ヘンリー・パーセル(Henry Purcell 1659年-1695年)は、メアリー2世の葬儀のために「メアリー女王の葬送の音楽」という曲を残しています。
メアリー2世の死去後は、ウィリアム3世が単独で統治を行いました。
ウィリアム・アンド・メアリー様式 建築物の特徴
スライド式の窓