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『チャーチチェア』 チャーチチェアとは、名前の通りチャーチ(church=教会)やチャペル(chapel=礼拝堂)で使われていた椅子のことを言います。 1930・・・
『チャーチチェア』 チャーチチェアとは、名前の通りチャーチ(church=教会)やチャペル(chapel=礼拝堂)で使われていた椅子のことを言います。
1930年ごろのイギリスでは多くの椅子職人が存在し、質の高い教会用の椅子が大量に製造されました。 しかし現代においては、礼拝者の人数が激減しているため、多くの教会が(特に地方の教会)が経営困難に陥っており、閉鎖を余儀なくする教会も少なくありません。
イギリスだけでなくアメリカでも、若者のキリスト教離れにより、多くの教会が急速に閉鎖に追い込まれていることがニュースになっていますね。
そのような状況の中、不要となったチャーチチェアがアンティーク家具として市場に出回るようになりました。
チャーチチェアは、脚にしっかりと貫が入っていることから、とても頑丈な構造をしています。 そのため、カフェやレストランなど飲食店にもおすすめのチェアです。
ケントストアではイギリスのチャーチチェアを多く取り扱っておりますが、フランスで作られたチャーチチェアもご用意しております。
ここでは、フランスのチャーチチェア『フレンチ・チャーチチェア』について解説いたします。
チャーチチェアは、その土地ごとに微妙にデザインが違っていますが、国境を越えたフランスのチャーチチェアは、イギリスのチャーチチェアにはあまり見られないデザインになっています。
最も印象的なのは、型抜きされた背あての部分ですね。 何の形でしょうか・・・
ゴシック様式の窓枠に使われるデザインに似ている気がします。想像ですが・・ ↑上の画像はゴシック建築を代表するフランスのノートルダム寺院です。
フレンチ・チャーチチェアの特徴として、座面が低いということも挙げられます。 座面が低いタイプのチャーチチェアは、座面に座るのではなく、座面にひざまづき、大きく幅の取られた背もたれのトップ部分に手を乗せてお祈りができるように、座面が低い構造になっています。 ケントストアにご来店いただいたお客様で「小柄なので座面の低い椅子が欲しい!」と、座面の低いフレンチ・チャーチチェアをご購入いただきました。 非常に喜ばれて、日々のダイニングチェアとしてお使いいただいているとのことです。 もともとは祈り台であったチャーチチェアですが、日常使いの椅子としてヘビーユースして頂けますよ!
エルム材が使用されることの多いチャーチチェアですが、フランスのチャーチチェアはフレンチオークが多く使用されています。 フレンチオークとは、フランスで生育されたオーク材です。 オーク材の木目に現れる特徴的な模様 “虎斑(とらふ)”が、チャーチチェアの表情を豊かにしてくれています。 またフレンチオークは、さまざまな産地で採取されるオーク材の中でも、品質はトップクラスとされています。
フレンチオークは、主にワインやスコッチウイスキーの樽材として使用されています。 ワインの旨味を濃縮させ深みのある味わいをだすのは、アメリカンオークよりフレンチオークで作られた樽の方が良いそうですよ♡
フレンチ・チャーチチェアの丈夫で上質なフレンチオークの木目が活きるよう、ライトミディアムの塗装で仕上げております。 板座の座面ではなく、レザーや布で張られていた座面は、サスティナブルなフェイクレザーに新しく張替えをしておりますので、安心してご使用いただけます。
実際に教会で使用され、何人もの人が祈りを捧げていたことを思うとストーリーを感じます。 アンティークならではの魅力溢れるチャーチチェア。 特別なフレンチオーク独特の風合いを、お部屋のアクセントに取り入れてみてはいかがでしょうか。
映画「バービーBarbie」。 映画「バービー」の舞台装飾として使用されたのが、英国王室御用達の老舗塗料メーカー「マイランズ」社の塗料です。 【※ケントストアはマイランズ社の日本総代理店です。】 ケントストアでは、映画【Barbie】公開を記念して、実際に映画で使用された塗料で、英国アンティークのチャーチチェアをアレンジしてみました。
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