ケルムスコット・マナー(出典:コッツウォルズ公式ホームページ)
モリスは、↑この美しいケルムスコットマナーの庭で大切に苺を育てていました。
季節は春。
ようやくその苺を収穫できる!と思っていたら、美味しそうな苺の香りにそそられてか、小鳥がやってきました。
なんと!小鳥はその苺をついばみ始めたのです。
モリスは小鳥を追い払ったのでしょうか?
いやきっと、見守ってあげたに違いありません。
大切に育てた苺を食べられてしまったのは悲しいけど、その姿に愛おしさを感じたのでしょう。
この光景をデザインにしたのです。
それが、「いちご泥棒(Strawberry Thief )」の誕生です。
作品の名前に「泥棒」と付けたことに、皮肉を混じえているのようにも思えますが、、、
モリスの心の優しさを感じることができます。
「いちご泥棒」の主役 小鳥について
「いちご泥棒(Strawberry Thief )」の主役ともいえる小鳥ですが、一体何の鳥でしょうか。
ムクドリ説、本当は種類の異なる鳥であったがツグミに替えてデザインした説など諸説あるようです。
ツグミといえば、イギリスの国鳥ではありませんが、ヨーロッパコマドリ(ロビン)としてイギリス国民から愛されている野鳥です。
特に、クリスマスシーズンに公園や街中で見かけるようになるため、ロビンの美しい鳴き声はクリスマスを告げにくる、と言われています。
そのため、イギリスのクリスマスカードにはロビンが描かれていることが多くあります。
ケントストアでも、クリスマスの季節に販売するロビンのクリスマスカードがありますよ♪
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