【特別なクリスマス】ドイツ ローテンブルクからやって来た最後のクリスマスツリー
ケントストア東京店のホワイトクリスマスツリーが今年も登場! このクリスマスツリーは、1991年、本格的なクリスマスショップのオープンに向けて、クリ・・・
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このクリスマスツリーは、1991年、本格的なクリスマスショップのオープンに向けて、クリスマスツリーの発祥とされる本場ドイツのクリスマスの街ローテンブルクから日本へやってきました。
一般的なグリーンのクリスマスツリーではなく、ホワイトクリスマスをイメージした真っ白なクリスマスツリーは高さ5メートルを誇り国内でも最大級を誇ります。
そのクリスマスツリーにピンクシャンパンゴールドのガラスのオーナメントが上品に飾られ、一層華やかにしてくれます。天井にまで届くこの大きなホワイトクリスマスツリーはケントストア東京店のクリスマスシーズンの名物となり今年も注目のフォトスポットになっています。始まりは本物にこだわるプロジェクトから
当時日本はバブル景気が過ぎたあとではありましたが、豊かさを体験した日本ではいわゆる本物志向が定着しつつあり、従来のモノマネやコピー品の廉価なモノではなく、唯一無二のモノやこだわりのあるモノなどを求められる社会風潮がありました。
英国アンティーク家具が一般的に普及していったのもそのような志向があったからだと思います。
そのような社会背景からこのプロジェクトは進行しました。ドイツ ローテンブルクにあるケーテウォルファルト
クリスマスツリー発祥の国ドイツ。ドイツ南部にあるローテンブルクはクリスマスの街としても有名です。 その中でも、1964年創業のケーテウォルファルトは1年中いつでもクリスマスを楽しめるお店として多くのお客様が世界中からクリスマスの夢と温まる気持ちを求めてやって来ます。
当時はまだ東西に分かれたドイツ製のものが存在し、一つ一つ丁寧に作られた可愛らしいアイテムにはそれぞれの表情がありました。
西ドイツ製のものは洗練された品質の高さを誇り、東ドイツ製には丁寧に愛情を込めて作られた素朴さと温かさを感じる商品だった印象を鮮明に覚えています。ケーテウォルファルトとケントストアの出会い
『本物で夢のあるクリスマスグッズを1年中楽しめるケーテウォルファルトを日本でも展開したい。そのためのお店はイミテーションではなく、建物はドイツ建築、インテリアはアンティーク、庭先の石畳もヨーロッパで実際に使い古され角が丸くなった石を輸入して時代感を再現したい…』日本でオープンすることとなったそのクリスマスショップオーナーの方の徹底したこだわりに、ケントのオーナーが共感し、このプロジェクトに携わることに。
ケーテウォルファルト高輪及びプリンツヒェンガルテンのプロジェクトの空間プロデュースとして、本物の再現に共に奔走することになったのがケーテウォルファルトとの出会いでした。そして、2011年、高輪の広い敷地に日本における本物のクリスマスショップのアイコンでもある高さ5メートルにも及ぶ巨大なホワイトクリスマスツリーを引き継ぎケントストア東京店でケーテウォルファルトの世界観を再現することとなったのです。
それから毎年、クリスマスシーズンにこの巨大なホワイトクリスマスツリーを組み立て、一つ一つ丁寧にオーナメントを飾り付けています。
5mを超えるホワイトクリスマスツリーにライトが点灯した時の輝きは圧巻で、まるで魔法にかけられたような夢の世界へと導いてくれます。
さらに、ケントストア東京店にございます上質なアンティーク家具とのコラボレーションにより、本物のヨーロッパのクリスマスを毎クリスマスシーズン賑やかにお披露目をさせていただいております。ラストクリスマス
10年に渡りこのクリスマスシーズンにお披露目し、沢山のお客様に愛していただいたケーテウォルファルトのビッグ・ホワイトクリスマスツリーも年を重ねる毎にやや年季が入ってまいりまして、自身を持ってお客様にご覧いただける状態ではなくなりつつあります。
そのため、ケントストア東京店でのディスプレイを今年で最後にさせていただくこととなりました。
ファイナルを迎え、このツリーにまつわるフィナーレイベントを開催中でございます。
皆様、ぜひご来店のうえ、最後の姿をご撮影などしていただき、こちらのホワイトクリスマスツリーを永遠的な存在として記憶と記録に収めていただけましたら幸いです。ぜひショップへお出かけくださいませ。