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【プロの解説】おすすめのアンティーク家具用ワックス
アンティーク家具用 ワックス アンティーク家具をより永く使うためには、日常的なお手入れは欠かせません。 家具に艶が無くなってきたり、乾燥して家具の表面がカサついてきたら、アンティーク家具用ワックスを塗ることをお勧めします。 ワックスを塗ることで艶を出し、木材に対しても栄養と潤いを与え、塗装部分にも皮膜ができ、傷や水気から家具を守ってくれます。 特にダイニングテーブルの天板などは使用頻度も多いので、塗装の劣化する可能性が高い箇所です。 天板のお手入れは使用頻度に応じてワックスの回数を増やしていけば、より永く綺麗な塗装状態でご使用いただけます。 ここでは、ケントストアがおすすめするアンティーク家具用ワックスをご紹介します。 ※ケントストアはマイランズ社の日本総代理店です。 英国最大のアンティーク家具修復材料メーカー マイランズ社 マイランズ社(MYLANDS)は、塗装職人であったジョン・マイラ
2022.9.1 -
【アンティークの修理実例】チャーチチェア
チャーチチェア修理のご依頼 家具の修理に関して、実際にお客様からご依頼を承りました修理についてご紹介いたします。 今回は、チャーチチェアの修理についてです。 【お客様からのご依頼内容】 後ろ足と座面後部が噛み合わず、座れない状態です。 これまで2回ほど修理をしました。 接合部に穴を開けて釘付けをしましたが、釘がすぐに抜けてしまい、現在は釘のない状態です。 また、完全には割れてはいないですが、ヒビがはいっておりボンドで流し込まれた後があります。 25年間も共にした椅子で、思い出のつまった椅子です。 修理をお願いしたと思います。(M様) チャーチチェアの修理内容 これまでの修理の経緯から、こちらのチャーチチェアは、座面、脚のビス穴が広がってしまったことによりビスが抜けてしまい、固定しなくなったため、組んである箇所が外れてしまったと思われます。 修理方法
2022.8.30 -
ウィリアム・モリスの作品紹介:スネークヘッド(蛇の頭)
ウィリアム・モリスの作品紹介~スネークヘッド(蛇の頭) ウィリアム・モリスの代表的作品の一つで、モリス自身もお気に入りだった作品「スネークヘッド(Snakeshead)」。 今回はこの「スネークヘッド(Snakeshead)」についてのお話です。 スネークヘッドは、1876年に製作されました。 この作品は、インド織物のデザインや色の影響を受けている作品です。 「スネークヘッド」と呼ばれる釣鐘型(つりがね型)のフリティラリアの花をモチーフに、まるで炎のようにデザインされた作品です。 フリティラリアとは フリティラリア フリティラリア(fritillaria)は、神秘的な花として有名な黒百合、中国が原産のバイモと同じ仲間で、釣り鐘状の花が下を向いて咲くのが特徴的です。球根愛好家にとても人気がある花です。 フリティラリアの花言葉は、「謙虚な心」「才能」などです。 「謙虚な心」は、フリティラリアの
2022.8.18 -
【日本帰国前】ロンドンでPCRテストを受ける方法 最新イギリスPCR検査情報
現在、イギリスへ旅行に行った際の帰国時に必ずPCR検査をイギリス現地で行う必要があります。 そこで今回はイギリスでどのようにPCR検査をしたらいいのかを詳しく説明したいと思います。 まずは事前準備としてMySOSなどのアプリをダウンロード まずは厚生省のMySOSとCOCOAのアプリを事前にスマホに入れておきましょう。そうすることで日本への入国が大幅にスムーズになります。MySOSのアプリに基本情報とワクチン接種などの必要な情報を入力し登録しておきましょう。この時に日本で受けたワクチン接種の記録も必要となるので、日本出国前にワクチン接種証明書を市役所や区役所で取得しておきましょう。こちらのワクチン接種証明書は申請してから1週間から10日かかりますので、旅行へ行く前に早めに手配しておくといいと思います。 英国でのPCRテストはどうやって受けるか 英国から日本へ帰国するのに、英国
2022.8.14 -
アフタヌーンティーの名店 タイニートリア本店のリニューアル
人形町のアフタヌーンティーの大人気店、タイニートリア様の小さな本店のリニューアルをお手伝いさせていただきました。 アフタヌーンティーの大人気店、日本橋人形町のティールーム『Tiny Toria Tearoom』様の小さな本店のリニューアルのお手伝いをさせていただきました。 現在のお店から路地を入ったところにある、創業のお店が本店です。 その名も「小さな本店 ティー & サムシングラブリー」。 現在は不定期営業で、オーナーの慶本さんが集めていらした、カップ&ソーサーをはじめとする可愛らしいテーブルウェアやキッチンウェアの数々を販売するショップとなっています。 タイニートリア小さな本店リニューアルのきっかけ リニューアルの始まりは、オーナーの慶本様がケントストア東京目黒店にお越しいただいた際、ケントアンティークのカップボードに一目惚れしてくださったことをきっ
2022.8.12 -
ウィリアム・モリスの作品紹介:ブレアラビット(兄弟うさぎ)
ウィリアム・モリスの作品紹介~ブレアラビット(兄弟うさぎ) ウィリアム・モリスの作品のご紹介! 今回は「兄弟うさぎ(Brer Rabbit or Brother Rabbit)」についてのお話です。 「兄弟うさぎ(Brer Rabbit or Brother Rabbit)」は、1882年にモリスがインディゴ抜染による生地制作のためにデザインした作品です。 インディゴ抜染といえば、いちご泥棒もそうですが(いちご泥棒についてはこちらをクリック)、モリスが理想を求めて追及した染色法です。 インディゴ抜染法は、最初に全体を無地で染めた後、絵柄のパターンに合わせて、色を変えたい部分を抜き、新しい色を一色ずつ足していくという複雑な作業工程で、高度な技術と長い日数が必要でした。 モリスはアニリンの化学染料を嫌い、インディゴなどの天然染料を使って理想とする色を表現したのです。 モリスは、それを完成させる
2022.8.6 -
ウィリアム・モリスの作品紹介:ピンパネル
ウィリアム・モリスの作品紹介~ピンパネル ウィリアム・モリスの代表的作品の一つ、「ピンパネル(Pimpernel)」。 今回はこの「ピンパネル(Pimpernel)」についてのお話です。 ピンパネルは、1876年に製作されました。 その前年である1875年、モリスはモリス・マーシャル・フォークナー商会を解散させ、モリスの単独所有のもとで「モリス商会(Morris & Co.)」を設立しました。 オックスフォード・ストリート449番地に店舗を構え、ジャカード織機を設置するなど製作活動を活発化させました。 1876年から1883年まで、モリスの壁紙製作は最も多作だった時期です。 ピンパネルは、その時期に生み出された作品です。 チューリップの花とカールする葉がリズミカルに渦巻いており、その中ある小さなルリハコベ(ピンパネル)の花が効果的に作用しています。 モリスの自邸であったロンドンのハマースミ
2022.8.5 -
ウィリアム・モリスの作品紹介:ウィローボウ
ウィリアム・モリスの作品紹介~ウィローボウ ウィリアム・モリスの代表的作品の一つで、モリスの作品の中で最高傑作といわれる「ウィローボウ(Willow Boughs)」。 今回はこの「ウィローボウ(Willow Boughs)」についてのお話です。 イングランド南部にあるウェスト・オックスフォードシャー(West Oxfordshire)のコッツウォルズ(Cotswolds)地方の村 ケルムスコット(Kelmscott)にあるマナーハウス「ケルムスコット・マナー」。 モリス一家の憩いの場であったまさに『地上の楽園』。 それは、農家としてほとんど変わらないまま代々受け継がれたこと、季節と共にある農業と生活が一体化していること、村や周りの田園風景と調和していること、モリスが提唱した「アーツ・アンド・クラフツ運動」の発想の原点となったマナーハウスです。 そのケルムスコット・マナーの近くを流れるテム
2022.8.3 -
ウィリアム・モリスの作品紹介:いちご泥棒
ウィリアム・モリスの作品紹介~いちご泥棒 ウィリアム・モリスの代表的作品といえば? 多くの人が、まず思い浮かべるのが「いちご泥棒(Strawberry Thief )」ではないでしょうか。 今回はこの「いちご泥棒(Strawberry Thief )」についてのお話です。 イングランド南部にあるウェスト・オックスフォードシャー(West Oxfordshire)のコッツウォルズ(Cotswolds)地方の村 ケルムスコット(Kelmscott)にあるマナーハウス「ケルムスコット・マナー」。 モリス一家の憩いの場であったまさに『地上の楽園』。 それは、農家としてほとんど変わらないまま代々受け継がれたこと、季節と共にある農業と生活が一体化していること、村や周りの田園風景と調和していること、モリスが提唱した「アーツ・アンド・クラフツ運動」の発想の原点となったマナーハウスです。 モリスはケルムスコ
2022.8.2 -
ウィリアム・モリスが歩んだ軌跡 vol.2
ウィリアム・モリスの経歴 モリス・マーシャル・フォークナー商会設立 1861年、モリスは、レッドハウスの建設に携わったメンバー、バーン=ジョーンズ、ロセッティ、フィリップ・スピークマン・ウェッブ、フォード・マドックス・ブラウン、ピーター・ポール・マーシャル、チャールズ・ジョセフ・フォークナーと、ロンドンのホルボーン(Holborn)にあるレッド・ライオン・スクエア8番地(Red Lion Square)に最初のデザイン・装飾会社 「モリス・マーシャル・フォークナー商会(Morris, Marshall, Faulkner & Co.) 」を設立しました。 モリス・マーシャル・フォークナー商会は、レッドハウスのために作られた刺繍の壁掛けをきっかけに、設立当初は刺繍製品を扱っていました。 モリスの妻であるジェーンも積極的に生産に携わり、刺繍職人として働き、会社の急速な拡大とともに刺繍部門を管理
2022.7.14 -
ウィリアムモリスの歩んだ軌跡 vol.1
ウィリアム・モリスとは(William Morris)とは ウィリアム・モリス ウィリアム・モリス(William Morris 1834年-1896年)は英国の思想家であり、作家であり、詩人であり、工芸職人であり、そして何といっても、家具、室内装飾のデザイナーでありました。 彼の作品は近代デザイン史上に大きな影響を与え「モダンデザインの父」と称されています。 繊細で温もりを感じるテキスタイルデザインは、150年以上経った今でも世界中の人々に愛されています。 ここでは、ウィリアム・モリスの経歴についてご紹介します。 ウィリアム・モリスの経歴 幼少~青年期 ウィリアム・モリスはロンドン東部にあるエセックス州(Essex)にあるウォルサムストウ(Walthamstow)に、9人兄弟の長男として生まれました。 父親はロンドン金融市場のビルブローカーとして成功を収めたため金銭的にも恵まれ、中流階級
2022.7.7 -
納品実績~ハーブと紅茶の専門店「魔女のお茶屋さん」
納品実績のご紹介 2022年6月10日に開店されました、京都市上京区にあるハーブと紅茶の専門店「魔女のお茶屋さん」。 こちらのお店にケントストアのカップボードを納品させていただきました。 アンティークのカップボード カップボードとは? サイドボードの上にプレートを並べる棚がついた食器棚付き調理台です。 英国ではこのような食器棚(カップボード)を実は「ドレッサー」と呼びます。 中世におけるドレッサーは本棚のような形状の家具を指し、調理をする食材などを置くために使用されていました。 16世紀に入ると居間などでお皿を飾るためと変化し、17世紀後半から18世紀にはその本棚の形状の家具の下にお皿やカトラリーを収納するための引き出し付きサイドテーブルやサイドボードが加えられ、現在の姿となりました。 ※英国では食器棚をドレッサーと呼び、アメリカでは化粧箪笥や鏡台をドレッサーと呼びます。 カ
2022.6.20
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