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【徹底解説】ティーキャディとは? 誕生秘話をご紹介
イギリスのアンティーク雑貨に『ティーキャディ(tea caddy)』と呼ばれる、とても素敵なアイテムがあります。 『ティーキャディ(tea caddy)』とは、紅茶を保存するための容器・箱のことをいいます。 キャビネットタイプのティーキャディであったり、鍵が付いたもの、陶器素材のもの・・等々、デザインもさまざまですが、それらの構造から、どのティーキャディを見ても、当時、いかに紅茶が貴重だったかが分かります。 ここでは、『ティーキャディ』について解説いたします。 ティーキャディ(tea caddy) photo by:kentstore 【イギリスと紅茶】その歴史 ロンドンの東インド会社のドックで茶葉の荷揚げをする様子 photo by:North Wind Picture Archives お茶の発祥は、紀元前2700年頃の中国とされています。 お茶はやがて、中国から世界中に広がっていきま
2023.12.1 -
【ご使用例】アーコールのクエーカーチェアとゴールドスミスチェア
アンティーク家具ご使用例をご紹介 大きな窓に映し出された、壮大な景色。 緑豊かな森の中にある別荘。 都心の住まいではなかなか実現することができない空間です。 ケントストアでご購入いただいたお客様より、素敵なお写真をいただきました。 今回は、お客様のご使用例をご紹介します。 S様別邸 photo by:S様 アーコールのヴィンテージ『クエーカーチェア』 アーコールのクエーカーチェア photo by:kentstore まずは、クエーカーチェアです。 クエーカーチェア(Quaker chair)は、アーコールの創業者”ルシアン・アーコラーニ(Lucian Randolph Ercolani:1888–1976)”によりデザインされました。 クエーカーチェアは、アーコールが「曲げ木」の技術で、ウィンザーチェアを大量生産することができた最初のデザインの椅子「4a Windsor Kitchen
2023.11.19 -
【ご使用例】ユニオンジャックのベントウッドチェアとネストテーブル
アンティーク家具ご使用例をご紹介 ケントストアでご購入いただいたお客様より、素敵なお写真をいただきました。 今回は、お客様のご使用例をご紹介します。 U様邸 photo by:U様 英国アンティーク ネストテーブル U様邸 photo by:U様 まずは、ネストテーブルです。 こちらは、マホガニー材を使用した英国アンティークのネストテーブルです。 ネストテーブルとは大・中・小3個(もしくは4~5個)の同じデザインでサイズ違いのテーブルが入れ子式(=ネスト)にしまえる組み込み式テーブルのことをいいます。 普段は収納しておき、来客のあった際に出す、またリビング・寝室等の各々で使用したり、3つのテーブルを並べて使用したりと、様々な使用方法が出来る便利なテーブルです。 U様の御宅では、3人掛けのソファーの前のセンターテーブルとして、そして1つは、アームソファーのサイドテーブルと使用されています。
2023.11.9 -
【納品実績】吉祥寺プティット村『Cat cafe てまりのおしろ』
納品実績のご紹介 東京都武蔵野市吉祥寺にある吉祥寺プティット村。 吉祥寺プティット村の中にある、猫カフェ『Cat cafe てまりのおしろ』。 こちらに、英国アンティークの"テーブル"や"椅子"など多数納品させていただきました。 『Cat cafe てまりのおしろ』は、店内で飼われている猫を眺めたり、触れあったりしながら、食事やお茶を楽しめる大人気スポットです。 photo:『Cat cafe てまりのおしろ』 photo by:kentstore ダイニングテーブル 英国アンティークのダイニングテーブル photo by:kentstore 英国アンティークのダイニングテーブル in 『Cat cafe てまりのおしろ』 photo by:kentstore こちらは、1880年代 英国アンティークのマホガニー材を使用したダイニングテーブルです。 ダイニングテーブルのサイズは直径120セ
2023.11.7 -
【保存版】NHKせかほしロケ日記(回想録)
NHK人気番組「世界はほしいモノにあふれてる」 せかほしも5周年を迎えたそうです。 私が出演させてナビゲートさせていただいた「イギリス暮らしを豊かにするアンティーク」が2019年11月の放送でしたので、あれから4年が経過し5年目を迎えます。 その間にコロナが流行し世界的なパンデミックとなり、当然、世界中から魅力的な品物を見つけ出すバイヤーの動きも止まり、高視聴率で人気のこの「世界はほしいモノにあふれてる」の番組も余儀なく毎週の放送から特番へと変更になってしまいました。 ここでは当時を振り返り、ロケのメイキングや番組放映後の反響、そして悲しい訃報に触れた三浦春馬さんとのエピソードも思い出しながら書いてみたいと思います。 イギリスロケ日記 NHK「世界はほしいモノにあふれてる」~ロンドンロケ photo by:kent_buyer イギリスロケ初日。 放映予定日の約2ヶ月前の9月上旬に2週間か
2023.11.3 -
【英国輸入コンサルティング】ケント トレーディングサービス
こんな事してみたくはありませんか? 「荷物フリーで楽しく買付したい」 「電車やバスの時間気にせずに移動したい」 「英国での運転は任せたい」 「いろんなところに案内してほしい」 「悩まずに大きなアイテムも買いたい」 「買付ノウハウわからないけど学びたい」 「輸入手続きがちょっぴり面倒」 「観光客価格ではないところで買付したい」 「とにかくたくさん購入したい」 「アンティーク屋さんを始めたい」 「コンテナ作るほどの買付はしていないけど、輸入したい家具がある」 etc, ご安心ください! お客様はお買い物を楽しんでいただくだけで大丈夫です! ケントトレーディングサービスとは アンティークを専門に豊富な経験と実績がある日本の法人様向けの、安心して買付から海上輸送、お手元にお届けまですべて一貫したサービスをお届けいたします! 安心・便利・簡単の3つのサービス ①「シッピングサービス(海上貨物輸送)」
2023.11.2 -
【納品実績】オーガニックコットン ブランド『プリスティン』
納品実績のご紹介 大阪市にある、阪急うめだ本店。 阪急うめだ本店の7階のフロアにあります『プリスティン PRISTINE』。 こちらに、英国アンティークの"シャツケース"を納品させていただきました。 『プリスティン PRISTINE』は、株式会社アバンティのオリジナルブランドで、汚れのない、清らかな状態をずっと維持し続けるをコンセプトに、1996年に誕生したオーガニックコットンのライフスタイルを提案するブランドです。 photo:阪急うめだ本店「PRISTINE」 photo by:株式会社アバンティ様 英国アンティーク シャツケースの魅力 英国アンティークのシャツケース photo by:kentstore 『プリスティン PRISTINE』様に納品させていただいたシャツケースは、1930年代 英国アンティークのものになります。 4面のガラスは新しく交換しましたが、100年もの間、ゆっく
2023.10.29 -
【徹底解説】ERCOLアーコールのシスルバックチェアとは?
ヴィンテージ家具の代表格として絶大な人気を誇るアーコール社。 現行モデルにはない"オールドコロニアルシリーズ"の中に、通称『シスルバックチェア』といわれるウインザーチェアがあります。 アーコールのカタログをみると、『シスルバックチェア』ではない、違う名称が!! 徹底解説します! アーコール(ERCOL)とは? ハイ・ウィカム 椅子のアーチ photo by:High Wycombe アーコール(ERCOL)は、1920年に"ウィンザーチェア"の産地であるバッキンガムシャー地方のハイ・ウィカム(High Wycombe)で創業しました。 ハイ・ウィカムのウィンザーチェアの生産量は、最盛期には一日に約4700脚の椅子が生産されていたそうです。 上の画像は、1880年、後に国王”エドワード7世”となるプリンス・オブ・ウェールズの訪問のために、ハイ・ウィカムのメインストリートに作られた椅子のアーチ
2023.10.17 -
【徹底解説】ERCOL アーコールのクエーカーチェアとは?
イギリスの老舗家具メーカー アーコール(ERCOL)。 1920年、"ウィンザーチェア"の産地であるバッキンガムシャー地方のハイ・ウィカム(High Wycombe)で創業しました。 創業者は、ルシアン・アーコラーニ(Lucian Randolph Ercolani:1888–1976)。 ルシアン・アーコラーニは、比較的安価なエルム材を使い、生産性向上のために、木を水蒸気で蒸し弓のように曲げる「曲げ木」の技術を採用し、ウィンザーチェアを機械化により大量生産する体制を確立しました。 ハイ・ウィカムの工場 photo by:ERCOL アーコール社の成功により、ルシアン・アーコラーニは「ハイ・ウィカムの恐るべき男」、自動車の生産体制を確立させたヘンリーフォードになぞられ「ウィンザーチェアのフォード」とまで呼ばれました。 シンプルで機能的、そしてタイムレスなデザインにこだわることで、創業から1
2023.9.27 -
【おすすめ】モリス生地で製作したバルーンバックチェア
優雅で気品漂うチェア。 バルーンバックチェアもその一つです。 1930年代に作られたバルーンバックチェアが、100年の時を経て、静岡にあるケントファクトリーで新たな命を吹き込みました。 今回は、修理を終えたばかりの、バルーンバックチェアをご紹介します。 バルーンバックチェアとは バルーンバックチェア photo by:kentstore バルーンバックチェア(balloonback chair)は、ヴィクトリア女王の統治下(1837年~1901年)で流行したヴィクトリア(ヴィクトリアン)様式の代表的デザインです。 ヴィクトリア様式は、まさに折衷様式(エクレクティック:Eclectic)の時代です。 当時の家具デザイナーは、それまでの様式、スタイルを復古させていきました。 ジャコビアンリバイバル、ルネサンスリバイバル、ゴシックリバイバル、ロココリバイバル、クイーンアンリバイバル・・・ そして
2023.9.15 -
【徹底解説】ミッドセンチュリー 家具の特徴
1945年、世界に未曾有の惨禍をもたらした第二次世界大戦が終結し、世界に平和が訪れます。 戦後、世界で家具デザインをリードしたのは、アメリカ、イタリア、スカンジナビア(スウェーデン、ノールウェー、デンマーク)でした。 戦中からの木材をも含む物資不足とともに、資源不足を補う目的で開発された軍事的影響による技術革新もあり、シンプルながら暮らしを豊かに、穏やかに感じさせてくれる家具が数多く生まれてゆきます。 イギリスでは、第二次世界大戦の空襲により、新しい住居と家具の需要が高まりましたが、木材の不足は深刻な状態に。 1950年代からスカンジナビア諸国から家具が輸入されたのをきっかけに、多くの英国家具メーカーがスカンジナビア風の家具を作り始めたことで、ミッドセンチュリーモダンのスタイルが流行しました。 ミッドセンチュリーとは「1世紀の真ん中」という意味で、1940年~1960年を中心にデザインされ
2023.8.20 -
【徹底解説】エドワーディアン様式 家具の特徴
63年間にわたり女王として君臨し、英国の黄金期を築いたヴィクトリア女王。 ヴィクトリア女王の跡を継いだのは、ヴィクトリア女王の長男"エドワード7世"です。 エドワード7世が、国王に即位した時の年齢は、御年59歳。 在位期間がわずか10年と短いですが、エドワード7世の在位期間(1901~1910年の間)に流行した家具のスタイルを『エドワーディアン様式(Edwardian)』と言います。 曲線的で華やかなデザインのヴィクトリア様式の家具に対し、エドワーディアン様式の家具は、スッキリとシンプルなデザインが多いのが特徴です。 ここでは、『エドワーディアン様式 』の家具デザインについてご紹介します。 Admiralty Arch(アドミラルティアーチ) エドワード7世とは エドワード7世(Edward VII) ヴィクトリア女王の長男として誕生した"エドワード7世"は、長い皇太子時代を経て、1901
2023.8.17
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