ケントアンティークスと資生堂が工藝品でコラボレーション
今回新作を発表された5名の工藝作家と既に収蔵されている作品の作家の中でも、富本憲吉氏、濱田庄司氏は、
英国のウィリアムモリスの工藝思想に影響を強く受け、柳宋悦氏らと民藝運動の推進を行った人物たち。
ケントもその時代を愛し、英国アンティーク家具という工藝品をご紹介しています。
時代を超えた普遍的で寂びない物は、国を越えて融合し、一瞬の喜びだけではなく、
一生の豊かさを与えてくれるということを、この展示会を通じて共感して頂ければ幸いです。
日常に花を
濱田庄司氏の《柿釉白掛手付瓶》に野花を投げ入れてみました。ピッチャーとして作られたものと思われますが、民藝作家の濱田氏の作品らしく、花を生けると瓶はひときわ引き立ちました。
※展示カタログ「工藝を我らに」より参照
オケージョナルテーブル
「オケージョナル」とは「何にでも使える」「場合に応じて」というような意味で使われています。デザインも幅広くあり、いろいろな空間に合わせることができ、また様々な用途に使えるのがこのテーブルの特徴です。
「オケージョナルテーブル」という言葉が使い始められたのは19世紀初頭。イギリスの家具デザイナー、トーマス・シェラトンの「THE CABINET DICTIONARY」 にそのイラストと用語が使用されています。
隠し引き出しがあったり、仕掛けがるものも数多く見られますが、こちらの1930年代イギリスで製作されたオケージョナルテーブルはとてもシンプルで素朴。花器や瓶、置物などの民藝品を飾るのにとても適しています。
こちらのオケージョナルテーブルご成約済みです。ありがとうございました。
その他のオケージョナルテーブルはこちら書斎
今は昔の書斎のイメージかもしれません。和紙の便箋に封筒、煎茶のお手前に使う桑の一文字盆を筆皿に、紫檀の莨盆は状差しを兼ねた小物入れとして使いました。ここでの華は小椋範彦氏の《蒔絵蔦文香合》でしょう。中には切手が入っています。文鎮代わりに、スイスで作られた黒檀の胡桃割り(ナットロッカー)を使いました。白蝶貝の柄のレターオープナーは1895年のイギリス、シェフィールド製です。
※展示カタログ「工藝を我らに」より参照
ビューローブックケース
19世紀ウィリアム・モリス(デザイナー・思想家)を中心に、イギリスをはじめヨーロッパで巻き起こったアーツアンドクラフツ運動。産業革命後、物の大量生産により粗悪な商品があふれた状況を批判し、「手仕事」という原点に戻り、生活と芸術を一致させました。
そのアーツアンドグラフトの思想に影響を受けたこちらのビューローブックケースは、ビューローブックケースのフォルム、天板を支える棒の取っ手部分や本棚のコーナーに配置されている装飾、ステンドグラスのデザインにいたる全ての細部にこだわりと丁寧さが見受けられます。
墨のような「黒」にとても近い配色と、すらっとした背、細身のシルエットは「和」との調和も良く、日本の古きよき時代の書斎をも彷彿させるビューローブックケースとなっています。
こちらのビューローブックケース並びにベントウッドチェアはご成約済みです。ありがとうございました。
その他のビューローブックケースはこちらその他のベントウッドチェアはこちら
鏡台・1
化粧ブラシをはじめとして化粧に用いる道具はたくさんあります。
ここでは、松島巌氏の《箔マーブル文三足蓋物》をコットンボール入れとして、同じく《虹彩陽刻文蓮弁》をアクセサリー置きとして使ってみました。
ブラシ立てに用いたのは、金工作家の畠山耕治氏による青銅の器、《方形のもの》です。
手取りが良く、安定しているので、このような使い方をしても頼りがいがあります。
黒ガラスに金で秋草を表現した蒔絵風のボトルは香水「禅」(1964年)、口紅は「インウイ ルージュ」(1978年)、八角形のコンパクトは「花椿CLUB」の記念品として、1995年に制作されたものです。
※展示カタログ「工藝を我らに」より参照
ドレッシングチェスト
化粧の習慣は17世紀に入って一般に普及し、18世紀の始め頃から小机の上に鏡を取り付けたドレッシングテーブルが男性用、女性用共に盛んに作られました。
18世紀中頃を過ぎると、今まで別々であったミラーがドレッシングテーブルに固定され、一体として作られるようになりました。
ヴィクトリアン期に入ってドレッシングチェストの需要は高まり、ワードローブやウォッシュスタンドなどと共に、ヴィクトリアンベッドルームスイートを構成する重要な家具となりました。
17世紀の人々と同じように、化粧をし身だしなみを整える習慣は現代の生活にも深く根付いており、とても特別でプライベートなものです。その特別でプライベートなひと時を、時代を感じさせるドレッシングチェストと赴きある化粧道具と共に過ごすことは、この上ない至福です。
こちらのドレッシングチェスト並びにスツールはご成約済みです。ありがとうございました。
その他のドレッシングチェストはこちらその他のスツールはこちら
帰宅して・1、2
外出先から戻って、ポケットの中のものを取り出します。財布や携帯電話、腕時計を外し、女性でしたらアクセサリーを外すのは、プライベートな時間へ移行する儀式のようなものでしょうか。
そのような時に用いる器として、小椋範彦氏の《蒔絵百合花文四方盆》と、内藤四郎氏の《花文銀方盆》を使ってみました。
小椋の典雅な百合の四方盆は、女性が使うものとしてキッドの手袋とキーリングに留めた鍵を。
内藤氏の銀の盆は男性が使うものとして、皮の定期入れと腕時計を置きました。
※展示カタログ「工藝を我らに」より参照
コンソールテーブル
18世紀、上流階級のホテルやカントリー・ハウスで,大広間の壁面に取り付けられた装飾用のテーブル。肖像彫刻,置時計または花瓶などが乗せられ、壁面装飾のアクセントの役割をなしていました。
こちらのコンソールテーブルには、挽物の装飾が施された前脚2本と小ぶりの引き出しが中央に配置されており、玄関やエントリーホールに壁付けして置いて使用できます。置時計や花瓶などをディスプレイしたり、プライベートな時間へと移行する際の小物置き家具として活用できます。
鏡台・2
こちらの鏡台には小西寧子氏の作品を用いました。筆立てとして制作された《筆筒》をブラシ立てとして、《織文螺鈿盆》にはコットンなどを置くことを想定しました。
このように美しい漆工品を日毎夜毎に使えたら、化粧もより楽しくなるでしょう。
手前のボトルは香水「FEMINITE DUBOIS」(1992年)、バラ色の不透明ガラスによる有機的なフォルムが特徴的です。
奥はセルジュ・ルタンスがプロデュースしたSALON DU PALAIS ROYAL SHISEIDOの香水「BORNEO 1886」(1993年)です。
円筒形の箱は1932年に発売された「モダンカラー粉白粉」(複製)。
デザインは山名文夫氏で、わが国におけるアール・デコ様式のパッケージデザインを代表する一点です。
※展示カタログ「工藝を我らに」より参照
朝食
パンとコーヒーだけの簡単な朝食です。コーヒーポット《白金彩線刻紋Pot》とカップ&ソーサー《白金彩珈琲碗皿》は内田鋼一氏によるもので、《白金彩湯冷まし》をクリーマーとしてみました。
たっぷりした容量があって使いやすそうです。
竹籃はパン入れとして用いました。パン皿は桜材の挽物、木の皿は湿気を吸ってくれるので、焼いたパンの歯触りが変わらず重宝なものです。
八木一夫氏の《陶ジョッキ》には野花を生けました。
伊羅保のざっくりとした肌に、素朴な花がよく映えます。
※展示カタログ「工藝を我らに」より参照
レフェクトリーテーブル
レフェクトリーとは「僧院などの食堂」を指し、大人数で食事をとる大きなテーブルを総称して
レフェクトリーテーブルと呼びます。
初期ゴシック様式では、トレッスル(架台)に厚板1枚、または数枚張り合わせた厚板を取り付けた簡素なものでしたが、後に改良され、球根方の足に太いストレッチャーが付き、さらに装飾的な彫刻も施された、頑丈でどっしりとしたテーブルとなりました。
16世紀中頃に登場し17世紀を通して作られましたが、18世紀に入り家具の装飾の方法や食事習慣、住宅環境も変化したこともあり、殆ど作られることはなくなりました。しかし、ドローリーフ
テーブルやゲートレッグテーブルと同様に1900年代に入り、折衷様式とともにリバイバルし、当時の住宅環境に合うようサイズダウンされた物が作られました。
こちらのレフェクトリーテーブルも1930年代にERCOL社でリバイバルされたもので、使い勝手が良いようにサイズダウン、デザインされています。
ERCOL社の創始者であるルシアン・アーコラーニはスチームで湾曲させるウィンザーチェアの製造技術を完成させた家具デザイナー。
ウィンザーチェアの一種である、スプラット(背板)の部分がホイール(車輪)のモチーフの透かし彫りで、パテラ(円形の浮彫装飾)のプラーク(飾り板)がついたホィールバックチェアと併せるとさらに雰囲気が増します。
こちらのレフェクトリーテーブル並びにホィールバックチェアはご成約済みです。ありがとうございました。
その他のレフェクトリーテーブルはこちらその他のホィールバックチェア、ウィンザーチェアはこちら
来客
ローテーブルに小椋範彦氏の《乾漆蒔絵椰子文足付長盤》を置き、内田鋼一氏の茶器《白金彩線刻紋茶注》《白金彩煎茶碗》《白金彩湯冷まし》で来客をもてなします。
小椋の長盤では打ち物などの上品な和菓子を供してみたいものです。煎茶碗には真鍮の茶托を合わせました。
※展示カタログ「工藝を我らに」より参照
クイーンアン様式のソファーとセンターテーブル
クイーンアン様式とはイギリスのアン女王の治世(1702‐14)にみられる美術・工芸様式のこと。
豪華さよりも,古典主義的な軽快で優雅な形を重視し,明るい色のウォールナット材が好まれました。またカブリオール脚と呼ばれる,S字形に湾曲した家具の脚が付いているのも特徴のひとつ。
そのアン女王の治世の影響を受けたこちらのソファーもまたウォールナット材で製作されており、カブリオール脚には花の彫刻が施されています。また、ソファーの高さに合わせたこちらのセンターテーブル(ローテーブル)は三人掛けのソファーにぴったり。日本の卓袱台(ちゃぶだい)の影響を受けたとされるセンターテーブルですので、美しい歴史ある茶器にもしっかりと調和します。
こちらのセンターテーブルはご成約済みです。ありがとうございました。
センターテーブルをお買い求めはこちらから掲載されているアンティーク家具へのご質問は
ケントアンティークスまでお問合せください。
054-204-7003
東京 : 03-6420-0548
工藝を我らに
資生堂が提案する美しい生活のための展覧会
会期:1月15日(木)~ 3月29日(日)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
会場:資生堂アートハウス
静岡県掛川市下俣751-1(〒436-0025)
詳細はこちら
十四代目今泉今右衛門
IMAIZUMI Imaemon 14th
1962(昭和37)年
佐賀県西松浦郡有田町に、江戸時代、鍋島藩の御用赤絵師を務めた今泉家の次男として生まれる
1985年(昭和60)年
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科(金工専攻)卒業
福岡(株)ニックに入社
1988(昭和63)年
陶藝家・鈴木治に師事
1990(平成2)年
父・十三代今泉今右衛門のもと、家事に従事
1995年(平成7)年
「九州陶芸八人の会展」に出品
1996年(平成8)年
「日本伝統工芸展」初入選、現在まで受賞を重ねる
「佐賀県美術展」で知事賞受賞
「一水会陶芸部展」で一水賞受賞(1996年、1998年も)
世界・炎の博覧会「日韓野外陶芸展」(佐賀)に出品
1997年(平成9)年
「韓日現代陶芸交流展」(韓国)に出品
「出石磁器トレエンナーレ」(兵庫)で受賞
「日本陶芸展」入選、現在まで受賞を重ねる
1998(平成10)年
「日本伝統工芸展」で工芸会会長賞受賞、正会員に推挙される
佐賀新聞文化賞奨励賞受賞
2002(平成14)年
十四代今泉今右衛門を襲名
色鍋島今右衛門技術保存会会長となる
今右衛門古陶芸美術館理事長となる
一水会陶芸部で会員優賞受賞
2004(平成16)年
「日本伝統工芸展」で東京都知事賞受賞
2008(平成20)年
MOA岡田茂吉賞 工芸部門優秀賞受賞
2009(平成21)年
紫綬褒章受賞
2010(平成22)年
「金沢・世界工芸トリエンナーレ」(石川)に招待出品
日本工芸会理事となる
2011(平成23)年
日伊芸術交流「ラ・ルーチェ展 – 現代日本造形の光」(イタリア)に招待出品
2014(平成26)年
日本陶磁協会賞受賞
2014(平成26)年
有田陶芸協会会長となる
「色絵磁器」の技法により重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される
内田鋼一
UCHIDA Kouichi
1969(昭和44)年
愛知県名古屋市に生まれる
1990(平成2)年
愛知県立瀬戸窯業高校陶芸専攻科修了
以後、ヨーロッパ、東南アジア、西アフリカ、南米、韓国、中国等の窯業地を巡る
三重県四日市市の製陶所にて轆轤の賃挽き職人として働く
1992(平成4)年
独立、四日市市にアトリエを開く
2000(平成12)年
「うつわをみる-暮らしに息づく工芸」展(東京国立近代美術館工芸館)に出品
2003(平成15)年
個展「内田鋼一展」(パラミタミュージアム/三重)
作品集『UCHIDA KOUICHI』(求龍堂)刊行
2004(平成16)年
個展「静謐なかたち 内田鋼一 Uchida Kouichi works 2003-2004」(リバーリトリート雅楽倶 ギャラリー「4thミュージアム」/富山)
2006(平成18)年
「陶芸の現在、そして未来へCeramic NOW+」展(兵庫陶芸美術館)に出品
「SOFA」(ニューヨーク)に出品
「JAPANESE CRAFTS」(ギャラリーベッソン/ロンドン)に出品
2008(平成20)年
「新進陶芸家による『東海現代陶芸の今』」展(愛知県陶磁資料館/現・愛知県陶磁美術館)に出品
「melbourne Art Fair」(オーストラリア)に出品
「aim(art in mino)’08・土から生える」展(多治見市、土岐市、瑞浪市/岐阜)に出品
2009(平成21)年
「明治村茶会」(博物館明治村/愛知)で日本庭園・野点席の席主を担当
2010(平成22)年
「第3回智美術館大賞展 現代の茶-造形の自由」展(菊池寛実記念 智美術館/東京)に出品
「茶事をめぐって-現代工芸への視点」展(東京国立近代美術館工芸館)に出品
2011(平成23)年
個展「『MADE IN JAPAN』内田鋼一 collection」展(museum as it is/千葉)
個展「内田鋼一 茶の空間」(樂翠亭美術館/富山)開催
2012(平成24)年
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟)に出品
「交差する視点とかたち」展(札幌芸術の森美術館、北海道立釧路芸術館)に出品
「SOFA」(シカゴ)に出品
2013(平成25)年
個展「内田鋼一展-うつわからの風景-」(パラミタミュージアム/三重)
2014(平成26)年
個展「内田鋼一展-猿楽にて」(代官山ヒルサイドテラス「ヒルサイドフォーラム」/東京)
松島巌
MATSUSHIMAIwao
(1946-)
1946(昭和21)年
岡山市で生まれる
1970(昭和45)年
岡山大学教育学部卒業
1975(昭和50)年
独学でコアガラスの研究を始める
1980(昭和55)年
「国展」に入選(1982年も)
1981(昭和56)年
「現代ガラスの美-オーストラリア、カナダ、アメリカと日本」(京都国立近代美術館)に出品
1982(昭和57)年
倉敷アイビースクエア工芸工房を退社、自宅に工房を開く
1990(平成2)年
「新島国際ガラスアートフェスティバル」
(東京)で講師を務める(1996年まで)
1994(平成4)年
富山ガラス造詣研究所非常勤講師となる
「世界現代ガラス展」(北海道立近代美術館ほか7か所へ巡回)
1995(平成7)年
「国際ガラス展・金沢」(石川)に入選(1998年も)
1996(平成8)年
岡山市文化奨励賞受賞
1997(平成9)年
「5th Glass Works Korea」(韓国)に出品
2000(平成12)年
岡山県文化奨励賞受賞
「KOGANEZAKI・器のかたち・国際ガラス展」(黄金崎ガラスミュージアム/静岡)に入選
2001(平成13)年
G.A.S.Conference in Corning(ニューヨーク)に招待
コーニングガラス美術館に(ニューヨーク)でスタジオ講師を務め、古代ガラスの調査を行う(2004年も)
2002(平成14)年
「VENEZIA VETRO 2002」(Galleria Rossella Junck/イタリア)に出品
2003(平成15)年
国際ガラス史学会(AIHV)に参加、古代ガラスの調査(ロンドン)
2004(平成16)年
福武文化賞受賞
「SOFA NewYork ,Moustly Glass Gallery」(ニューヨーク)に出品
2005(平成17)年
International Conferrence Flameworking(ニュージャージー)に招待
2006(平成18)年
法隆寺金堂の天蓋補修のガラス玉を制作(2008年まで)
2010(平成22)年
個展 「松島巌 ガラスの世界展-甦るコアガラス」(成羽美術館/岡山)作品集「コアガラス」(淡交社)刊行
2013(平成25)年
「大英博物館の名宝・特別出展」古代ガラス-色彩の宴(MIHO MUSEUM/滋賀、岡山市立オリエント美術館)
にあたり、大英博物館(ロンドン)でスパイラルレースガラス碗を調査、復元制作
個展 「たまもひ-松島巌 コアガラス」(MIHO MUSEUM/滋賀)
小椋範彦
OGURA Norihiko
1958(昭和33)年
岡山県に生まれる
1979(昭和54)年
東京藝術大学美術学部工芸科入学
1983(昭和58)年
卒業制作でサロン・ド・プランタン賞受賞
1985(昭和60)年
東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了
重要無形文化財保持者・田口善國のもとで制作助手を務める(1998年まで)
1986(昭和61)年
「日本伝統漆芸展」初入選、文化庁長官賞受賞、以後入選を重ねる
1987(昭和62)年
「日本伝統工芸展」初入選、以後入選を重ねる
1990(平成2)年
「国際花と緑の博覧会」(大阪)に招待出品
1991(平成3)年
「日本伝統工芸展」で東京都知事賞受賞(2009年も)、文化庁買上げ
1997(平成9)年
国宝《梅蒔絵手箱》(三嶋大社蔵)の復元模造制作に参加
「日本伝統漆芸展」で日本工芸会賞受賞
1998(平成10)年
「日本伝統漆芸展」で朝日新聞社賞受賞
2000(平成12)年
日蘭交流400周年記念「日本現代漆芸展」(オランダ、石川県輪島漆芸美術館)に招待出品
個展「草花・風景 小椋範彦漆芸展」(日本橋三越本店/東京)
2004(平成16)年
個展「四季の一会 ~季を紡ぐ~ 小椋範彦漆芸展」(日本橋三越本店/東京)
2005(平成17)年
「今日の茶道具 現代工藝展出品作を中心に」(資生堂アートハウス/静岡)に招待出品
2008(平成20)年
「台湾漆芸・豊原八國聯展」(豊原漆藝館/台湾)に招待出品
2009(平成21)年
東京藝術大学美術学部工芸科准教授となる
2010(平成22)年
「海峡両岸経貿交易会」(中国)で銀賞受賞
2011(平成23)年
紫綬褒章受賞
「海峡茶道用品創意設計大展」(中国)に招待出品
2012(平成24)年
MOA岡田茂吉賞MOA美術館賞受賞
2013(平成25)年
日本文化藝術財団 創造する伝統賞受賞
「日本伝統工芸展60回記念 工芸からKOGEIへ」展(東京国立近代美術館工芸館)に出品
2014(平成26)年
「現代の日本工芸展 Contemporary KOGEI Styles in Japan」(フロリダ)に出品
小西寧子
KONISHI yasuko
1968(昭和43)年
奈良県に、重要無形文化財保持者・北村昭斎の長女として生まれる
1988(昭和63)年
京都女子大学短期大学部文科国語専攻卒業
1992(平成4)年
結婚を機に実家の家業である漆工藝を始める
1993(平成5)年
「日本伝統工芸近畿展」初入選
2001(平成13)年
「日本伝統工芸近畿展」で近畿支部奨励賞受賞、松下美術苑真々庵買上げ
2002(平成14)年
「日本伝統工芸展」初入選
2003(平成15)年
「CREA展」(京都芸術センター)に出品
2004(平成16)年
「日本伝統漆芸展」初入選
「うるしの工芸展」(五風舎/奈良)に出品
2006(平成18)年
「漆の美展」(明治記念館/東京)に出品
文化庁文化財(美術工芸品)修理技術者講習会修了
2009(平成21)年
「螺鈿の系譜 人間国宝 北村昭斎展」(大阪高島屋)に出品
個展「小西寧子漆芸展」(ギャラリーきのわ/奈良)
2010(平成22)年
「現代作家による 螺鈿の美展」(心斎橋大丸、京都大丸)に出品
2011(平成23)年
「日本伝統工芸近畿展」で奈良県教育委員会長賞受賞
2012(平成24)年
「国際漆芸玩飾展」(QIAO GALLERY/北京)に出品
「螺鈿の家族 親子三人展 人間国宝・北村昭斎と繁、小西寧子」(糸園呉服店/大分)に出品
2013(平成25)年
「北村繁・小西寧子二人展」(大阪高島屋ギャラリーNEXT)に出品
株式会社川島織物セルコン袋帯「優花彩菱」「麗花段文」の帯用装身具を制作
2014(平成26)年
「URUSHI WORKS 2014」(ギャラリー田中/東京)に出品
「はなやぐ漆-女性作家6人展-」(京都高島屋)に出品
個展「なら漆」(ギャラリーたちばな/奈良)