What is a Dining Chair?

ダイニングチェアとは?

ダイニングルームで使用される同じデザインのセットチェアのことをダイニングチェアと呼びます。

アンティークでは同じデザインのチェアで揃えるのがとても難しく、同仕様で合わせられる数少ないチェアとなっています。

ダイニングチェアの大半は座面が簡単に外れ、消耗したときの張替えが容易かつ低コストでできるところが最大の魅力です。

アンティーク本来の特徴といえる“修理しながら長く使い続ける”ためには“修理し易い構造になっている”必要がある、まさにアンティーク家具の典型といえます。

History of Dining Chair
ダイニングチェアの歴史と物語

Story

椅子の登場は紀元前にまでさかのぼります。

家具のなかでもとりわけ種類が豊富です。

17世紀までは高い身分の象徴であり、チェアに腰掛ける人物の権限や影響力を示す効果もありました。

しかし、次第に富裕層の人々は客人のために座り心地の良いチェアを求め始めます。

それからは身分に関係なく平等性を考慮した席の配置に伴い、機能性やデザインの統一性が重視されるようになっていきました。

The kinds of Dining Chair
ダイニングチェアの種類・ブランド・メーカー

2脚セットチェア

2脚セットチェア

2脚のチェアに合うダイニングテーブルのサイズは幅80~100cm× 奥行80~100cm。

小型の円形テーブルにも合わせやすいサイズです。

4脚セット

4脚セット

4脚のチェアに合うテーブルのサイズは、幅120~150cm× 奥行:80~100cm。

現代の日本において最も利用されているセットチェアです。

6脚セット

6脚セット

6脚のチェアに合うテーブルのサイズは、幅180~200cm× 奥行80~100cm。

同じチェアで揃えるのがとても難しく、希少価値の高いセットチェアになります。

ダイニングチェアの特徴・機能と使用方法

①エレガントな空間を演出

②趣のある雰囲気を演出

ヴィクトリアン様式やクイーンアン様式、オーク材の素朴でシンプルなものから装飾の豪華なものまで、幅広くあります。

さらにセットチェアの中には希少価値の高いアームチェアがセットになっているものもございます。テーブルと合わせて、チェアを選ぶとバランスの良い空間を演出できます。

How to use Dining Chair
ダイニングチェアの活用術

お部屋の雰囲気に合わせた統一感ある組み合わせがおすすめです。

ダイニングテーブルと合わせることはもちろんですが、セットチェアはシンメトリーのインテリアを演出することができます。

ベッドの両サイドに左右1脚ずつ、ナイトテーブルの変わりにチェアを持ってくるとエレガントな空間を演出していただけます。

①シンメトリーの配置で引き締まったインテリアを演出

②バルーンバックのセットチェアで華やかな空間に

③ティルトップテーブルと2脚チェアで合わせる

④カフェ・レストランなどにもご利用いただけます。

Key points of choosing Dining Chair
ダイニングチェアを選ぶポイント

①張地:ウィリアム・モリス

②張地:レザー

③ドローリーフテーブルと合わせて

④バルボスレッグでテーブルとデザインを合わせる

ダイニングテーブルやドローリーフテーブルなどに合わせるときのポイントは、木目の色合いやデザイン、そしてテーブルに対する椅子の高さも考慮してお選びいただくと良いでしょう。

座面の高さは、「天板の高さ - 座面の高さ = 27~30cm」となるものがよく、また肘掛けの高さがテーブルの下に収まる高さであるか、チェアーの横幅がテーブルの脚間におさまる幅かどうかを確認するとよいでしょう。


ケントアンティーク家具では、その希少価値がとても高いセットのダイニングチェアを数多く取り揃えております。

また座面も豊富な種類の中からお選びいただけますので、ダイニングルームやダイニングテーブルの雰囲気にあったセットチェアをお選びください。

生地の張り替えも承っております。

Key points of repairing Dining Chair
ダイニングチェアの修理ポイント

アンティーク家具の魅力の一つが1点物であること。そして特注品を含めて個性に合わせてオーダーメイドしたストーリーが魅力です。
しかし、それが規格外のサイズだった場合、使用しにくい場合もございます。

、グラつき徹底補修

ガタつきグラつきの修理は定盤を使用して水平を出します。また、ヒビ・割れには同種類の木材から埋め木をして必要に応じて裏面から補強のための板を接着しています。その際はオリジナリティを大切にし可能な限りマイナスビスを使用しています。

② 座面の製作

ケントアンティーク家具では椅子のフレームに対して座面をぴったりと合わせ製作しております。

例えばフレームの曲面にもきちんと座面を合わせ、座り心地の良いようにウレタンも調整いたします。

また、座面の取替えが容易にできるよう、取り外し可能に仕上げます。

③ 塗装へのこだわり

部分的に状態の悪いところ所を剥離し、できるだけオリジナルの塗装を活かします。

さらに本場英国と同じ仕上げにするため、マイランズ社のナイトロステインを使用しています。

そして透明感のある仕上がりが美しいニスによって、素材を最大限に活かし本来の雰囲気を引き立てるようにしてます。

チェアは使用頻度が高いため塗膜を厚くしております。また、裏返すことも多いため裏面にも注意して塗装をしております。

ケントアンティーク家具に共通した修理ポイント

ケント品質

アンティーク家具を後世に残すことを目的に、世界に誇る日本の技術力と、伝統の英国材料で再現するケントクオリティの修理

Wood Work〜木工修理〜

日本の「モノ作り」の評価は世界でもトップクラスと言われています。

ケントが工場を構える静岡はその中でも家具の産地として徳川家康の時代より全国の職人が集結した「モノ作り」の聖地です。

ケントはその伝統のある静岡で家具職人を集め、若手を育てながら日本の技術を伝承しています。

新たな「モノ直し」文化を世界に向けて発信し、日本の高度な修理力を実践しています。

Paint Work〜家具の塗装・装飾金具〜

伝統と優れたモノを大切にする英国では家具を修理するマテリアルも現代に受け継がれています。

英国アンティーク家具の修理ポイントは、この時代の家具と一番相性の良い材料を選ぶ事。

ケントでは塗料からディテールの装飾金具に至るまで伝統あるイギリス製にこだわっています。それによりイギリス生まれイギリス育ちのアンティーク家具を完璧に再現し、時代の物語を秘めたアンティーク家具に仕上げています。

How to do maintenance
ダイニングチェアのお手入れ方法

ご使用の注意点・設置場所

湿気の多い場所や直射日光のあたる場所での設置は避け、極度の乾燥を防ぐためにエアコンや暖房器具付近の設置もご注意ください。急激な温度変化や乾燥により、木の反りやわれの原因となります。

また、水平な場所に設置してください。ダイニングチェアの場合、脚のグラつきの原因になる恐れがあります。

日常的なお手入れ・拭き方

通常のお手入れは柔らかい布でやさしく乾拭きしてください。

水拭きをする頻度が多い場合は、家具表面が乾いた後にこまめにワックスがけをすることをお勧めします。ワックスがけをすることで家具の艶だし効果があるだけではなく、水拭きに対する塗装の劣化を防止する効果にもつながります。

※水分が付着しそのままにしておくと白いシミの原因になりますので十分注意してください。

月1回のメンテナンス

定期的なワックスでのメンテナンスをお勧めしております。ワックスをかけることで木に潤いを艶を出し、アンティークの風合いをより楽しめます。また、ワックス膜により塗膜を保ち、乾燥による不具合を防止できます。

アンティーク家具のワックスのかけ方

汚れを拭き取ってからワックスをかけます。

詳細はこちらからご覧ください。

>>> アンティーク家具のワックスのかけ方

シミがついてしまった場合

MYLANDSファニチャークリーナーで落としてからワックスをかけます。

詳細はこちらからご覧ください。

>>> アンティーク家具の輪じみの消し方

傷がついてしまった場合

小さな傷はタッチアップペンやスクラッチカバーで目立たなくすることができます。使い方は簡単です。塗って乾かすだけです。塗るときに傷部分からはみ出さないようにご注意ください。

・グラつきの場合

ガタつきがある場合の主な原因は家具の水平がとれていない場合に生じます。応急処置としてはガタつく隙間に何か板を入れたり、アジャスターを取り付けて各脚の高さを調整すると直ります。グラつきの場合は家具のゆるみなどから生じる揺れが原因の為、ひどい場合は家具自体の組み直しが必要となります。その場合はケントファクトリーにご相談ください。

座面のお手入れ

合皮:汚れが目立ってきた際に、きれいな布で水拭きを行ってください。

レザー:革専用のクリーナーで月に1,2回程度磨いてください。

ベルベット:エチケットブラシ等でホコリを取り除いてください。

プロの修理が必要な場合

アンティーク家具はメンテナンス品を使用して、簡易的な補修ができる家具ですが、構造的な修理が必要な場合や、購入時の状態に復元して綺麗に使用されたい場合は、ケントファクトリーへご相談ください。お客様の家具の問題やお悩みを解決いたします。

>>> お問い合わせはこちらから

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アンティーク家具にかける、
ケントの想い

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