ONLINE SHOP
アンティーク家具
小物・メンテナンス他
イギリス陶磁器ブランド「ロイヤルドルトン」 イギリスの伝統的食器ブランドの一つ、ロイヤルドルトン「Royal Doulton」。 ケントストアの取り扱う食器の中・・・
イギリスの伝統的食器ブランドの一つ、ロイヤルドルトン「Royal Doulton」。 ケントストアの取り扱う食器の中でも人気アイテムで、都会的でスタイリッシュなシリーズが多くあります。 今回は、ウェッジウッド「Wedgwood」に続き、ロイヤルドルトン「Royal Doulton」についてのお話です。
ロイヤルドルトンは、1815年にジョン・ドルトンによりイギリス、ロンドンのヴォクソール (Vauxhall) と呼ばれる川辺の地で始まりました。 ビックベンからテムズ川を渡って約1キロ の場所、ロンドンの中心街に位置します。 ジョン・ドルトンは手持ちの100£(ポンド)をもとに事業を始めました。 18世紀の半ばから19世紀にかけてイギリスでは産業革命が起きます。 当時のロンドンの街には農村部からの労働者が大勢押し寄せたため、人々の生活に必要な洗面器や便器などが足りていない状況でした。 2代目であるヘンリー・ドルトンは新しい技術である蒸気機関を工場に導入し、洗面器や便器などの製造の効率化と量産化を図りました。
ロイヤルドルトンは2代目以降業績が飛躍し、イギリス王室から認められるようになります。 1887年ヘンリー・ドルトンはヴィクトリア女王より陶磁器界では初めて、Knight(ナイト)の称号を与えられます。 このナイトの称号は1代限りの称号で、世襲することは許されおりません。 男性は「サー (Sir)」、女性は「デイム (Dame)」と呼ばれます。 感覚的には日本でいう国民栄誉賞や紫綬褒章に近いものです。 1901年にはエドワード7世よりRoyal Warrant of Appointment(王室御用達)として認められました。 この功績と発展から、ロイヤルドルトンはイギリスからヨーロッパ全土へ、そして世界中に広まることになりました。
2009年 ロイヤルドルトンは、ウォーターフォード(WATERFORD)やウェッジウッド(WEDGWOOD)などを傘下に持つ WWRD社に買収されます。 2015年にはフィンランドを拠点とするフィスカース(FISKARS)社がWWRD社を買収したことにより、現在はフィスカース社の傘下に置かれています。 フィスカース社は創業370年を超えるフィンランドのグループ企業です。 「イッタラ(IITTALA)」「ロイヤル コペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)」「アラビア(ARABIA)」など北欧を代表するブランドを傘下に置いており、 100を超える国で販売されております。